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2016/04/15

新人指導ー情熱だけは無理?

保育園に新しい先生が来ました。

定年を迎えてから保育士の資格をお取りになり、初めて保育園に来ました。

それまでは子どもとは関わりのない仕事をしていたそうですが、どうしても保育士になりたくて3年かけて勉強したそうです。

その熱意には頭が下がります。

そんな先生が10日ほどで急にお辞めになりました。

園での仕事についていけないというのが理由です。

 

確かに、保育の仕事はただ子ども達と遊んでいれば良いというものではありません。

特に乳児クラスは子どもが自分で出来ない分、保育士の仕事は裏方のほうが多いのです。

おやつや給食時のテーブルセッティング、おむつや服の準備、掃除、玩具の消毒、などなど

どんな仕事でもそうだと思いますが裏方の仕事はとても大切で、新しく来た方には新規・移動に関わらず裏方の仕事を最初に覚えてもらいます。

 

初めての仕事は、誰もが右も左もわからないという状態なのはよく分かります。

(私自身、昨年の4月は裏方をひたすら務めました。体力的にも相当きつかったです。)

その先生にも、仕事の内容をひとつひとつ丁寧に説明しながら時間をかけてやっていただけたなら良かったのでしょうが、新年度で子どもたちも落ち着かずにバタバタしている中で即動いていただくとなると、仕事内容の説明が不十分で、指示が言葉足らずなことも多々あったと思います。

それでもその先生の保育に対する情熱を見込み、またそこができなければ有資格の保育士としては務まらないので、あえて年齢を考慮せず、ほかの新規の先生と同じように接していました。

仕事におけるスピードについてこられなかったのも事実でしょうが、私たち同僚の態度や物言いに傷つかれたのかもしれません。

 

もっとノンビリ、子どもとマンツーマンで関われるような場所がたくさんあります。

その先生には別の形で子どもたちへ愛情を注いでもらえたらと思います。

 

ただ今回のことで保育園で頑張って働こうとしていた人がお辞めになったという事実は残ります。

その方の情熱が別の形で花開くことを祈りつつ、共に働く者としての受け入れる気持ちや態度・言葉にもっと気を配らなくてはいけないなと反省しました。

 

uchiyui2

 

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心の対話室うちゆい

E-mail 556.uchiyui@gmail.com
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