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山中に置き去りにされ行方不明になっていた男の子が、

今日無事に退院をしたというニュースが、

各局の報道番組で大きく報道されていました。

 

男の子が見つかった際の父親の会見で

「躾のために山中に置き去りにしました。いきすぎました」

というようなことを仰っていました。

お子さんのいる方には他人事ではなかったかと思います。

 

【躾。礼儀作法を身に着けさせること】

広辞苑にはこのように書いてあります。

世の中のルールや言動の善し悪しを教えたり

他人に迷惑をかけない

自分のことは自分でする

など、子育てにおいて子どもに教えることはたくさんあると思います。

子どもがそれらのことをできないと

「あの親はどんな躾をしているのか」と非難を受けます。

子どもが出来すぎると

「あの子の親は厳しすぎるのでは」と批判されます。

子どもはノビノビと、少しぐらいいたずらをしてもかまわない。

おとなしい子は子どもらしくない。

なんて言う大人は大勢いるけれど、

子どもが目の前で騒いだり暴れていると

眉をしかめる大人がどれほどいるかはご存知の通りです。

 

子どもに対する躾・教育が他人の目を気にするものだとしたら、

それは子どもにとってどんな意味があるというのでしょうか。

 

躾のために子ども折檻した。

躾のために食事を与えなかった。

躾のために置き去りにした。

どれも『躾のため』と称した子どもへの虐待です。

たった一度の言動でも虐待になります。

 

男の子が無事に見つかって本当にと勝ったと思います。

これを機に世の親御さんたちが

世間体や体面を気にせずに子どもと本気で向かい合う躾が出来ることを願います。