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2019/07/07

話しあわない夫婦の結末は? ~マルトリートメントⅥ~

家族間での話し合い。

大事なのは分かっちゃいるけど

大事な事こそ改めて話をするのは気恥ずかしい

 

そんなご家庭、案外多いのでは。

 

あるご夫婦のお話。

 

結婚当初、

夫が「節約してほしい」と妻に伝えたら

「いろいろお金がかかるのよ!と思わぬ反撃を受け

その後も何度か話そうとしたが

電話に出ない事や話しても何も言わない妻を

「話しても聞かない」と決めつけ

何も話さなくなっていった。

 

子どもを授かってから、

妻は夫にも子育てに参加してほしかったのに

夫は何もしてくれなかった。

夫婦なんだから分かってくれると思っているのに。

察してほしい妻は自分の思いを話すことなく

夫にずっと不満を持っていた。

 

そんな夫婦が結婚して16年。

その間家族の危機があっても

話し合って解決しようとせずに

その場を流してきたツケが回ってきました。

 

『 離婚 』

 

今、夫婦の口から出るのは

「一緒に暮らすのはもう無理」という言葉。

 

これまで話し合うという習慣のない夫婦は

離婚を前にしても

自分の思いを相手に話しません。

どう無理なのか

今後どうするのか

気持ちや考えはあっても

誰かに話すということも慣れていません。

互いにどんな思いや考えを持っているのか知らなかった。

この状況に至るまで、至っても

自分からは何も話さない。

そんな夫婦が結論を出そうとしています。

 

そんな夫婦の子どもたちは

 

このままでは夫婦が離婚に至ることを察していたのか

数年前から様々な行動を起こし

両親に心配をかけることで

家族がバラバラになることを防いできました。

 

しかし

子どもたちの思いに気づかない両親は

子どもの行動にもストレスを感じ

「お前が悪い」

「あなたが子どものことを放っておくから」と

互いをののしる事ばかり。

子どもたちの行動はエスカレートしてきました。

 

マルトリートメントは

親から子への直接的な不適切な関わりとして使われますが、

夫婦間の関わりでも

それが子どもたちに良くない影響を及ぼすなら

マルトリートメントと言えるでしょう。

 

笑顔4

 

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心の対話室うちゆい

E-mail 556.uchiyui@gmail.com
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