子育てのイライラ・・・カメラで視点を変える
大手カメラメーカーCANONのテレビCMで、
気になったものがあります。
■CMストーリー
和久光代さんと丸橋ユキさんという、ママでもあるプロフォトグラファーのお2人に、カメラのある子育ての日常についてインタビュー。和久さんは「子育てをしているとイライラすることも増えるけど、そのときにカメラを手にとってその状況を撮ると、気持ちがいったん落ち着く」とコメント。丸橋さんは「カメラがあると、こどもとの時間がもっと楽しくなる」「子供の反抗期にそっぽを向かれたら、ありのまま後ろ姿を撮りたい」と、それぞれの子育てスタイルを語ります。
CM前半のママ。
なぜイライラしているママがカメラを構えると、気持ちが落ち着くのか。
それはママの視点が変わったからです。
イライラするということは、ママは子どもとの二者間で主観的に物事を捉えているからなのです。
食事中、嫌がって食べない。
食べ物で遊んでいる。
食器を倒してこぼしてしまう。
子どものことを考え、食べやすいように大きさや味付けを工夫して、一生懸命作ったのに。
「もう食べなくていい!」
お天気が良いから散歩に行こうと思い、玄関で靴を履かせようとしたら自分で履くといって泣き出す。
やらせてみるがなかなか履けない。
手を貸そうとすると嫌がる。
いったい靴を履くのに何分掛かるのか。
時計を見ると10分経っている。
もう待てない。
「いいかげんにして!」
靴を取り上げ履かせる。
CMとは違う場面ですが、子育てをしていると似たような場面に思い当たることでしょう。
カメラでその時の子どもを撮るということは、ママが子どもを客観的に見ることになります。
母と子としてではなく、カメラマンとして第三者的にみることが出来るのです。
なので気持ちが切り替わります。
例えば、
子育て中のママがよその子がいたずらしている姿を動画で見たら「親は大変だな」と思っても、
子どもの姿に微笑んだり、笑ってしまったり、癒されることってありますよね。
これはママが当事者ではなく、観客(第三者)になっているからなんです。
子育て中にイラっとしたら、
(カメラを構えなくても良いですが)
深呼吸をしたり、数字を10から0へカントダウンしたり、
子どもを見る視点を変え、気持ちをちょっと切り替えられると、
イライラする自分をコントロールすることができます。
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心の対話室うちゆい
E-mail 556.uchiyui@gmail.com
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