沖縄で思うこと
9年前の夏、沖縄に行ったことがあります。
どうしても行かなくてはいけない気がして、
そのころ年に数度沖縄に勉強をしに行っていた友人を頼って
石垣島と沖縄本島に行きました。
石垣島は観光というよりも
島の人たちとのふれあいの旅。
トータルで4日間島に居ましたが
友人と共に過ごせたのは最後の1日だけでした。
結局のところは一人旅を楽しみました。
友人と本当に移ってからは観光もせずに
ゆったりと流れる沖縄時間を満喫していました。
その時に思っていたこと。
「ここは私にとって悲しすぎる」
沖縄は本当に魅力ある県です。
自然も豊かだし、人々もあたたかい。
一度訪れた人が何度も足を運んだり、
居を構えてしまうのもわかります。
でも私には沖縄の土そのものが悲しみを抱いているように感じられたのです。
70年前の戦争だけでなく
琉球からの悲しみ。
悲しみを土台にし、その上に底向けの明るさがある。
悲しみを知っているからこその人のあたたかさ。
そのように感じられました。
今日は沖縄の慰霊の日。
ニュースで見た映像は晴天でした。
その空の青さにもどこか哀しみが隠れているような気がしたのは
私だけでしょうか。
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心の対話室うちゆい
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