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2019/05/19

不適切な関わり~マルトリートメント~Ⅰ

長文になります。

お時間のある時にお読みいただけると幸いです。

 

前回予告した『不適切な関わり』

文字にすると仰々しいものがありますねぇ。

でも、誰もが一度や二度は経験のある関わり方です。

知らず知らずのうちにやっているのです。

もちろん私も。

 

例えばこんなこと。

友人と一緒にいるときにスマホを見る。

 

えーっ、友人もやってるよ!

 

そんな声が聞こえてきます。

が、

友人もあなたも

互いに不適切な関わりをしているのです。

 

例えば、

友人が何かを話しているときに、

その話を遮るように別の話をし始める。

 

そんな上司や先輩に心当たりはありませんか?

 

惟男不適切な関わり方。

 

悪気なく

何気なく

普段の人との関わり方に

不適切なものは存在します。

 

仕事中に

貴方が

「話しかけてもいいですか?」と声をかけた。

相手から

「いいですよ」と返事があった。

 

相手は仕事の手を休め、

貴方のほうを向き

話しを聞く態勢を取る。

 

これは上等の関わり方ですよね。

 

では、

相手が仕事の資料から目を離さず、

パソコンにキーボードをたたき続けたままだったら。

 

貴方はどう思いますか?

 

聞く気があるのか?

なんで「いい」なんて返事したんだ?

馬鹿にしているのか?

 

 

そんなふうに感じませんか?

 

でも、

相手は

聞く気はある。

貴方を馬鹿にしていない。

悪気もない。

ただ、

貴方の話への興味よりも

自分の仕事への関心が

ほんのちょっと大きかった。

 

逆のことはありませんか>

 

貴方がとても忙しい時に

「ちょっといいですか」と声をかけられた。

「悪いけど後にして」答えた。

手が空いた時に声をかけるつもりでいたのにすっかり忘れ、

気づいた時にはかなり時間が経っていた。

「まっ、いいか。何も言ってこないし」と

そのままにした。

 

声をかけたのは相手なのだから

用があるならまた来るだろう。

 

そのように考えるのはよくあること。

 

でも、

相手の立場に立った時、

どのように思うか。

考えてみてください。

 

 

 

『不適切な関わり』とは

日常のやり取りの中にたくさん転がっています。

ほんの些細な言動や態度で

人は大きく傷つくことがあり、

傷つけてしまったことに気づかないことが多いのです。

 

誰の目から見てもわかるほどの

暴力や暴言ではなく

日頃のやり取りの中に

傷つけるものがあり、

同じ関わりを重ねることで

後々まで影響を受けることがあるのです。

 

関わりの希薄な人なら

関わらなければいい。

 

でも、

恋人やパートナーなど

大切な人だったら…

 

不適切な関わり方をするのが

自分の親だったら…

 

自分の子どもに

不適切な関わり方をしていたら…

 

 

今後も

不適切な関わり ~マルトリートメント ~について

書いてゆきたいと考えてます。

 

Flower2

 

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心の対話室うちゆい

E-mail 556.uchiyui@gmail.com
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