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この頃アヒルのキャラクターでお馴染みの生命保険会社のＣＭに出演している23歳の女性。

夕方のＴＶ番組で特集が組まれていました。

 

大学に入学した19歳の時に肝臓がんがみつかった彼女。

医師から半年の余命宣告を受けたそうです。

その時から4年。

彼女は全身20か所余りのがんの治療を続けながら

日々笑顔で生き生きと暮らしています。

 

「がんは不幸だと誰が決めたのでしょうか。

私はがんになって幸せです！」

 

講演会で大勢の前で彼女が話す言葉は

嘘偽りのないものでしょう。

 

確かにカメラを前にしている彼女はいつも笑顔です。

そして周りの人をいつも気遣っています。

「こんな私のために一生懸命やってくれる人がいます。

だから私は今生きていられるのです」

そう言って感謝の気持ちを常に表しています。

 

そんな彼女にも不安で眠れない夜や

哀しみの涙を人知れず流すことはあると思います。

そして死への恐れも。

でも映像を通してではありますが

彼女の中に怒りを感じませんでした。

病気に対する怒り。

人に対する怒り。

すでに彼女は怒りを超越したところにいるのかもしれません。

だから日々の小さなことに幸せを感じることができ、

自分のために生きることが

いつか人のためになるんじゃないかと思えるのでしょう。

 

今の状況で何が出来るか。

出来ることを精一杯にやりきる。

その言葉をプライベートでも治療でも体現している彼女は

どんなときにも笑顔をたやしません。

 

彼女を見ていて

彼女のがん治療とは

がんとの闘いではなく共に生きることなのではないだろうかと思いました。

これからも彼女のがん治療への挑戦は続くようです、

いつまでも彼女の笑顔が消えることがないことを、、

そそて、ひとりでも多くの人が

「私は幸せです！」と胸を『張って言える世の中になることを

説に名願います。

 

 

新たに学び始めたことがあります。

 

まだ始めたばかりなので公表はしませんが、

この学びが心理カウンセリングにどのように役立つか。

私という人間にどのような作用を及ぼすのか。

私の中でどのように発行・熟成されてゆくのか。

時が経ち、どのような形で現れるのか。

 

今はまだ素材を準備したところです。

これから仕込みに入ります。

半年後、一年後、

蓋を開けるのが楽しみです。

 

 

今日は午後から夕方にかけて

地元の大学でキャリアデザインの授業にお手伝いとして参加してきました。

 

授業は学生と社会人が

「自分の言葉で語る」「人の話を聴く」ことを基本に、

・自分を知ってもらう（自己紹介・自分語り）

・人との違いを知る（価値観）

・自分の将来を考える（未来語り）

といったワークを通して

自分と向き合い、参加者同士でわかちあう内容です。

 

学生にとって

親や学校の先生、バイト先の大人とは違って

上下関係のない社会人との話し合いは初めての体験といってよく、

語り合ううちに、今まで秘めていたことを

カミングアウトするという場面も見られます。

それは、この大人が初対面の人だから。

それは、この大人が今後の学校生活に悪い影響はなさそうだから。

それは、この大人に話しても自分の評価に関係がないから。

他にも様々な理由はあるでしょうが、

自分の持つ障がい、家庭環境、高校までのいじめ体験など、

今まで口にしなかったことを

話の流れの中で比較的あっさりと打ち明けられるのは、

たとえわずかな時間でもその間に築かれた信頼関係と

この授業の中で周りの学生が受け入れられる状態になっていることによって

なされることなのだと思います。

 

 

私自身の参加する理由は。。。

 

毎回思うのですが

19才、20才という

子どもとも大人とも言えない若者たちの心の奥底を

ほんのチョットでもかいまみることができ、

ほんのちょっとでも本音を漏らしてくれているのなら

参加している甲斐があると思っています。

始めはなかなか話せない学生も

自分の言葉で話すうちに、

友達から興味をもって聞いてもらっているうちに

表情が和らぎ

頬が上気し

目がキラキラとしてきます。

どう言おうか

どういったら伝わるかと

慎重に言葉を選びながら

語る姿はいつも感動をもたらしてくれます。

 

そしてそれとは別に

毎回、自分自身の変化にも驚いています。

自分の価値観、未来への思いが

ワークをすることで省みられて、

いつのまにか変化していることに気づけるのです。

普段しないような省みの方法は

新たな気づきをもたらしてくれ

自分自身をより深く知ることとなります。

 

感動と自己洞察のダブルの嬉しさ、愉しさの時間を過ごしたあと、

次回はどんな学生が

どんな言葉で

どんな話をしてくれるのか

と早くも楽しみになっています。

 

 

相手が変わってくれたらと思うことはありますよね。

 

それが意中の人なら尚更です。

自分に興味を持ってもらい。

自分に行為をもって欲しい。

付き合ってほしい。

そのためには相手が自分に無関心な今の状態から

変わらなくてはいけない。

どうしたら相手が変わってくれるのか。

自分を好きになってくれるのか。

古今東西を問わず、片思いの人の永遠の悩みでしょう。

 

片思いだけではなく、

仕事上の人間関係や友人関係、親子関係、

もちろん恋人同士でも

相手を変えたいと思うことはいくらでもあります。

 

カウンセリング心理学では

「過去と他人は変えられない」と教えていますが、

コミュニケーション術を上手く使えば

相手の価値観。信条、考え方などをを変えることが出来ます。

 

そこで大切なのは

相手の価値観、信条、考え方を否定しない事。

 

こうしてみたらもっと良いかも。

こんな方法もあるけど。

それもいいけどこちはどう？

などと相手を認めたうえで、

自分がかえたいと思う部分の価値観をさりげなく提示します、

相手に「そっちも良いかも」と思わせることが出来たならしめたものです。

 

自分の価値観を押し付けるのではなく

相手にストレスを与えずに

いつの間にかこちらの価値観を受け入れさせることが出来たなら

相手の人はあなたの思うように変わっていくでしょう。

 

 

あなたは自分にできない事・わからない事があったとき

どのように思うでしょうか。

 

出来ない・知らない自分は許せない。

もっと勉強をしなくては。

そんなふうに思うでしょうか。

 

それとも

出来ない・知らないことがあって当たり前。

出来ない事は出きる人に任せよう・知らないことは人に聞こう。

そんなふうに思うでしょうか。

 

 

この二つの思い。どちらが幸せになれると思いますか？

 

 

そう、後者ですね、

出来ないことがあっても、

知らないことがあっても、

そんな自分自身を許すことが出来る。

無理をしなくて良い。

ありのままの自分を受け入れることが出来るのは

とても気持ちが楽でストレスになりません。

 

 

出来なくても

知らなくても

失敗しても大丈夫。

そう思える人は幸せな人生を歩んでいます。